牧師日記 3月5日

宇田慧吾牧師

 初めて教会に行った日「わたしの目にあなたは高価で貴い」の聖書の言葉を聞き、その日の夜は超が10回つくほど嬉しかった。亀岡朝祷会の証しでOさんがそのように話してくれました。彼はその後、箴言の「自分の土地を耕す人はパンに飽き足りる」の言葉に感じるところがあり、農家になることを決め、京都に移住しました。家庭のことや仕事のことで進むべき道に迷った時、聖書の言葉に励まされ、道を開かれてきた彼の人生の歩みが印象的でした。

 Oさんは今、京都市内の教会に通っているのですが、以前1年程、亀岡会堂に通っていた時期もあったそうです。亀岡朝祷会に向かう道中、車に一緒に乗っていた方が「今日証ししてくださる方は、亀岡会堂の礼拝に来て、一生懸命パソコンでメモ取りながら説教聴いてたけど、パタッと来なくなって、なにか躓きはったんやろうか」そんなご心配を話していましたが、本人の話を聞くと実際には逆のことでした。

 信仰が揺らぐ時期があり、いつもの教会ではなく亀岡会堂に通わせてもらっていた。そんな中で亀岡朝祷会に誘われた。来てみると通っていた教会のメンバーの知り合いがいて「〇〇さんがOさんは元気?と気にしてたよ」と言われ「これは戻らねば!」と思い、もとの教会に戻った。亀岡会堂と亀岡朝祷会が無ければ、今の自分はなかったと思います、と。

 教会に集まっているお互いのことは、案外知らないことも多いものですが、Oさんのように神さまとの絆を保ち深めるために教会が用いられると嬉しいですね。

説教要旨 「御心にふれる」ルカによる福音書5章12-26節

2月23日説教要旨【片岡広明牧師】
「御心にふれる」ルカによる福音書5章12-26節

 今日の聖書箇所にはふたつの出来事が伝えられていますが、共通しているのは、イエスによる病の癒しということです。人間が病に苦しむことは、聖書の時代の人も現代人も変わりません。時代が変わり、医学が進歩して、かつては不治の病であったものが克服されていくということもありますが、AIDSのように昔はなかった病気が新たに出現することもあります。病との闘いはいつの時代も人間にとって大きな課題です。

 イエスに出会い、イエスに癒しを求めた「重い皮膚病」の人は、イエスを見てひれ伏し、「主よ、御心ならば、わたしを清くすることがおできになります。」と言いました。「御心ならば」とは、あなたがわたしのことを御心に留め、わたしの病が癒されることをあなたが心に望んでくださるならば、あなたの望みどおりに現実のものとなります、そのことをわたしは心から信じ、あなたに寄り頼みます、とイエスに心からの信頼を寄せる気持ちから出た言葉でしょう。イエスはその信頼に応えて、「よろしい」と言われ、この人を癒されたのでした。「中風」の人には、この人を床に載せて運び、屋根にまで上がってイエスにこの人の癒しを願い出た、寄り添う人々がいました。その熱い心のうちにイエスは彼らの信仰をご覧になり、この人を癒やされたのでした。

 人はいつかは死を迎えます。この癒された人々も、のちには皆、死にました。しかしこれらの人々は、イエスと出会い、イエスによって救われたことを生涯忘れることはなかったでしょう。そしてイエスの御心に留まり続けて、望みを持ち続け、生涯を全うしたことと思います。主の御心にふれて生きること、そのことをわたしたちも心に深く留め、病やどんな苦しみにも負けず、主の御心に生きるものでありたいと思います。

「キリスト教文化講座」開催のおしらせ《ルカによる福音書の世界》

聖書の「ルカによる福音書」を読みながら、そこに描かれる世界観を味わいます。参加費無料。 手ぶらでご参加ください。

期間:2019年4月~6月 (全6回)
会場:丹波新生教会 園部会堂

〇土曜コース
第1、第3土曜日 10:30~12:00

〇水曜コース
第2、第4水曜日 17:30~19:00

問い合わせ先:0771-63-0165 (教会)

説教要旨「実を結ぶ人」ルカによる福音書8章4-15節

2月17日説教要旨 【胡麻会堂・宇田牧師】
「実を結ぶ人」 ルカによる福音書8章4-15節

 3万2千年前の種が発掘された話はご存知ですか?永久凍土から見つかって、ちゃんと花が咲いたそうです。種に秘められた生命力には驚かされます。わたしたちの心に蒔かれた種も、種自身の生命力でちゃんと実を結んでいきます。「実を結ぶ人になろう!」とか「心の畑を整えよう!」というよりは、神さまの蒔いてくれた種の生命力に信頼して、安心して待つ心を持ちたいと思います。

 昨日、昨年度に洗礼を受けたO君から嬉しい連絡がありました。しばらく東京で生活するので、東京の教会に転会したいとのこと。彼は大学生の時に自分で聖書を買って読み始め、大好きなおじいちゃんが亡くなった時に、礼拝に通い始めました。礼拝でなんとなく心が慰められる気持ちがして教会に通い続けました。洗礼を受けてすぐ引っ越しになりましたが、東京でちゃんと通う教会を見つけられたようでなによりです。彼のように、この教会に訪れた人の心に神さまの種が蒔かれて、芽を出していくと嬉しいですね。

 自分の信仰の歩みを振り返ると、種が成長するまでにはずいぶん時間がかかったなと思います。心が「道端」のようで芽が出ない時、心が「石地」のようで根を張れない時、心が「茨」に覆われて成長できない時、いろんな時期がありました。でも、神さまが耕してくれて、種自身の生命力でちゃんと実りを結んでくれました。今も「ちゃんと実りを結ぶだろうか?」と不安を感じることも時々ありますが、耕してくれる神さまと種自身の生命力を信じます。わたしたちは「実を結ぶ人」です。人生の実りをどうぞお楽しみに。

説教要旨「新しいぶどう酒は新しい革袋に」ルカ5章38節

2月3日説教要旨【亀岡会堂・片岡牧師】
「新しいぶどう酒は新しい革袋に」ルカ5章38節

 「新しいぶどう酒は新しい革袋に」とはイエスがお語りになった言葉の中でも最も知られている言葉のひとつですが、イエスの言葉であるということを知らずに使っている人もいるでしょう。社会の中に新しいものが生まれる時には、新しいものを受け入れる心構えと、古いものを思い切って捨てる覚悟とが必要だというような意味での用いられ方をされると思います。新しい社会の仕組みや新しい技術、たとえば、鉄道や自動車が世の中に現れた時、「わたしはこれからもずっと馬に乗る!」とか「わたしはかごに乗る」と言っても、そんなことはできません。戦争に敗れて新しい平和な民主主義の時代を迎えた時、「どこまでもわたしは武器を持って戦うのだ」と抵抗しようとしてもそんなことはできないのです。古いものを引きずっていては、新しい時代に生き残ることはできないのです。

 イエスがこの言葉をお語りになった背景には、古いユダヤ教からの脱却という動機が働いていたと思います。具体的には、断食をめぐる問答がイエスと人々との間で起こったのです。ユダヤでは悲しみの時、嘆きの時、罪を犯した時などに、欲を断ち、心を神に向けることに集中し、罪を悔い改めて祈りに専念するために断食が行なわれました。

 しかし罪の悔い改めと言っても、どこまで断食をして祈れば、人間が改まるのでしょう。まことの救い、完全な救いが実現されなければ、どこまで行っても悔いるばかりで、ちっとも改まることがありませんが、メシアであり神の子であるイエスは、どんな人でも真の悔い改めに至らせるまことの救いの道を開くためにこの世に来て下さったのです。イエスと弟子たちとの関係においては、師と弟子の関係を越え、メシアとその救いに与る者という新しい人間のありようがそこに実現されているのです。

2/23(土)そのべまちゼミナール@園部会堂のお知らせ

第9回 『そのべ まちゼミナール』 に丹波新生教会も参加します!

〇修道士ドン・ペリニョンの人生と試飲会〇
日 時:2月23日(土)14:00~15:30
会 場:丹波新生教会 園部会堂
申込先:0771-63-0165(園部会堂)
「ドン・ペリニョンは貧しい人々を愛し、よきワインをつくった」そんなことわざがあるそうです。シャンパン製造に献身した修道士の人生と実りを味わいます。

そのべまちゼミナールへの参加は4回目です。以前もワインの試飲会や、子ども向けに夏休みの宿題会などを開催し、地域の皆さんに来て頂きました。(まちゼミとは?詳しい情報はこちらから)

教会に親しんでもらえるイベントとして、今回も良い地域交流の場となれば幸いです。

XmasコンサートのTV放送日&動画公開!

先月行われたコンサートの様子が南丹ケーブルTVで放送されることになりました!
◆井尻有香さんアドベントコンサート◆
日 程:2月6日(水)~2月8日(金)
番組名:市民の情報ひろば
放送時間帯:朝9時半、昼14時30分、夜23時30分、時間枠にて。30分程度。
◆「ル・スヴニー」クリスマスコンサート◆
日 程:2月9日(土)~2月12日(火)
番組名:市民の情報ひろば
放送時間帯:朝9時半、昼14時30分、夜23時30分、時間枠にて。30分程度。

※テレビの視聴ができない方はおなじ日の同時刻にインターネットライブ配信でスマホやパソコンから見ることもできます。ライブ配信はこちらから。

コンサートを撮影して下さったのは京都府南丹市を拠点に活動されているTambaMuseumWorks(タンバミュージアムワークス)さん。タンバミュージアムワークスさんは、もともと地域にあった「美しい音のうまれる泉(建物&場所)」にネットワークをはりめぐらせ、再び光をあてる試み(コンサートの企画)を精力的に実験しつづけている映像作家の皆さん達です。Youtubeにて動画が公開されていますので、そちらをご覧いただくことも可能です^^是非チャンネルをチェックしてみてください!

23日に来て頂いたル・スヴニーさんは南丹市の子育てサークルのひとつです。メンバー募集中とのこと、興味のある方はこちらもチェック!

改めて、コンサート開催にご協力いただいた皆さんに感謝です♪

12/24(月)のキャンドルライトサービスは少し厳かな雰囲気

クリスマスイヴは18時から燭火讃美礼拝(キャンドルライトサービス)を守りました。ろうそくの灯りをもとに、イエスさまの生誕物語を聖書から読み、讃美歌を歌って喜びを分かち合いました。

ろうそくを灯し、厳かな雰囲気の礼拝堂
ミニろうそくで手元を照らします
礼拝後はケーキでティータイム♪

お越しいただいた皆さん、ありがとうございました。

12/23(日)は礼拝・コンサート・映画会と盛り沢山

12月23日は各教会でクリスマスの礼拝が行われたことと思います。
園部会堂のクリスマスは、礼拝後に教会員の皆さんと祝会、午後から老人ホームへのキャロリング、地元ママさん合唱団によるコンサート、その後映画鑑賞会と盛り沢山でした。その一部をお届けします。

クリスマスはご家族で教会に来られる方が多いです。礼拝後は手作りハッシュドビーフと持ち寄りのおかず&デザートでお祝い♪

その後有志10名ほどで八木の老人ホーム2か所でキャロリング。「きよしこのよる」「まきびとひつじを」「もろびとこぞりて」を歌わせていただきました。

16時から「ル・スヴニー」さんがクリスマスコンサートに来てくださいました!子どもも一緒の和やかなコンサートで、パワフルな歌声が礼拝堂に響きました。

手作りの色紙(歌詞カード)とお菓子を頂きました♪
地元ママさんの歌声と結束力に元気づけられるのでした。

その後、地元の方の協力で礼拝堂は映画館に…クリスマスといえば、の「ホームアローン」をみんなで鑑賞した後、ビンゴ大会を楽しみました。

とっても賑やかな一日でした。教会にお越しいただいた皆さん、コンサートなどにご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!

12/21(金)坊主牧師バーの様子

年末にCocoCan@新屋さんで催された牧師バーの様子を少しだけ…今回はのべ15名ほどの方にお越しいただきました。教会の外のイベントなので、地域の方がふらっと立ち寄ってくださることも。今回も半数近くが地域の方でした。教会に親しんでもらえるイベントとして、今後も継続できたら幸いです。ご参加いただいた皆さん、お料理の提供などいつも支えてくださる皆さん、ありがとうございました!

気まぐれ坊主定食、今回は「かぼちゃシチューと生ハムバケット」でした。
おつまみは教会員の方が提供くださいました。他におにぎりや豚汁も♪
坊主牧師がリクエストにお応えしてお酒を作ります!

インスタグラムにもこの日の様子を掲載しています。日々の写真はこちらをチェック!