《説教要旨》「クリスマスおめでとうございます」

宇田慧吾牧師


 クリスマスの出来事が「住民登録」の話で始まることをご存じでしょうか。キリストが生まれた頃、初代ローマ皇帝アウグストゥスにより住民登録の勅令が発せられました。アウグストゥスが皇帝となった後、ローマは千年に渡る歴史を築きました。

 そんな栄えた国の片隅で、人知れず赤ちゃんが生まれました。両親は例の住民登録のため100km以上に渡る旅の途中でした。生まれた赤ちゃんは飼い葉桶に寝かせられました。寝かせられたのがベッドでなかったのは「宿屋には彼らの泊まる場所がなかったから」と書かれています。

 この赤ちゃんのもとに最初に訪れたのは羊飼いでした。彼らはその頃、野宿をしながら夜通し羊の番をしていました。「野宿で夜通し」とはいかにも大変そうな仕事です。

 どんなに国が栄えても、その片隅に、その夜に、様々な人が生きています。それは今も昔も同じことかと思います。聖書が伝えるクリスマスは、その片隅に、その夜に、救い主が来てくれたという出来事でした。

 ちなみに私が救われたのもクリスマスの頃でした。当時高校3年生の私は友人や家族にも恵まれ、とても充実した境遇にありました。その一方で、心の中に言いようのない孤独感や虚無感がありました。ある時、その心の寂しさに神さまが寄り添ってくれていることを感じ、救いを実感しました。

 皆さんの心には「片隅や夜」がありますか?

 もしあるなら幸せです。キリストはそこに来て、いつも共にいてくれます。


2021年12月

《説教要旨》「帰るかもしれない」エレミヤ書36章1節-10節

片岡広明牧師

 アドベントの小さな光がふたつ輝いています。ろうそくの光はほんの小さな光ですが、闇の中では小さな光も豊かな輝きを放ちます。先週は久しぶりに聖餐に与りました。小さなひとかけらのパンと小さな杯によって、何にも換えがたい大きな生きる力を与えられるとは不思議なことです。

 エレミヤは古代イスラエルの歴史の中でも南ユダ王国の末期からバビロン捕囚へと至る激動の時代を主の預言者として生きた人でした。エレミヤは涙の預言者と呼ばれます。エレミヤの預言者としての悲しみは、神様のみ言葉をどんなに力を込めてユダの人々に語っても、一人も耳を傾けようとする人がいなかったという孤独の悲しみでした。エレミヤはまことに小さくされた存在でした。しかしエレミヤの偉いところは、どんなに人々が神様のみ言葉を聞こうとしなくても、決して投げ出さず、諦めなかったことです。神様はエレミヤに、言葉を巻物に書き留めよと言われます。エルサレム神殿に出て行くことすら赦されていなかった、迫害の中にあったエレミヤですが、巻物を弟子に託して神様の言葉を人々に知らせようとしたのです。その巻物も悪逆非道な王に焼き捨てられてしまうのですが、それでもエレミヤは諦めず、二巻目の巻物の制作に取りかかり、それがエレミヤ書の言葉として残されていくのです。エレミヤの働きは、闇の中に小さな灯りを点すようなものでしが、やがてエレミヤが聞いた神様のみ言葉は後々にまで伝えられ、キリストの誕生にまで至る救いの歴史をつないでいくのです。

 12月第1日曜日は社会事業奨励日です。社会福祉や医療、教育といった分野で教会はこの世で弱く小さくされている人々に寄り添う働きを担ってきました。わたしたち自身の日々の歩みも、世界を覆い尽くす闇の中に小さなゆっくり火をわずかに一つずつ、ゆっくりと点していくような歩みですが、必ずそれは全世界を照らす神様のみ光を映し出すものとなっていくことと信じて、今年のクリスマスを待ち望みたいと思います。

2021年12月5日

12/11(土) 南丹市民クリスマス@園部会堂のお知らせ

今年もクリスマスコンサートが園部会堂で開催されます。

日 時:12月11日(土)14時開演
場 所:丹波新生教会園部会堂
予 約:080-1264-0371
参加費:無料

演奏者

森本英希:リコーダー&フルート

吉竹百合子:チェンバロ

中野潔子:ヴィオラ・ダ・ガンバ

ぜひお越しください!

 

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オペラ 内藤ジョアン

キリシタン武将を主人公とする「オペラ 内藤ジョアン」が上演されます。

内藤ジョアンは武力ではなく話し合いで解決することを重んじた武将で、ある時には丸腰で民へ渡り、和平に貢献したそうです。

晩年はキリシタン禁教令で弾圧を受け、フィリピンへと追放され没しました。そのような厳しい迫害に遭っても、ジョアンは己の信仰を貫いたそうです。

今回、内藤ジョアンを演じるのは、内藤ジョアンの末裔でバリトン歌手の内藤大さんです。内藤さんはジョアンという人物が遺してくれたメッセージを伝えようと、郷土の学校へも足を運び、こどもたちとも交流してこられました。

今回の公演には八木西小学校のこどもたちも合唱団として参加します。

会場:南丹市園部文化会館「アスエルそのべ」
日時:2021年10月1日(金)14:00と18:30
                        10月2日(土)14:00
入場料:一般3,000円 中学生以下1,000円
チケット購入先:南丹市商工会 0771-42-5380

最近のことなど 宇田慧吾牧師

 娘が2歳になり保育園に通い始めました。はじめは泣きながらの登園でしたが、最近は朝起きると「保育園行く?先生待ってる?」と登園をせがみます。家に帰ってくると、保育園でおぼえた歌を披露してくれます。毎日ご機嫌の様子でありがたいことです。

 NPO法人そのべるは京都府の居住支援法人の指定を受け、住まいの確保に課題のある方のサポートを始めました。今請け負っているケースでは行政等が丁寧に連携してくださるので、勉強させていただきながらスタートできています。困難なケースでは、できることの少なさを申し訳なく思うこともありますが、与えられた出会いに丁寧に向き合っていければと思います。

 船南の礼拝では使徒言行録をしばらく継続して読むことにしました。5月30日の礼拝で読んだ次の言葉が心に残りました。「あなたがたが十字架につけて殺したイエスを、神は主とし、またメシアとなさったのです」(2章36節)。ペトロの説教の締めくくりの言葉です。仕事、子育て、家族など、若く自由であった青年時代より大切に思えるものが増え、同時にせわしなさも感じる中、自分の軸としてキリストが「主・メシア」でいてくださることを心強く感じています。

 最近、地域の青年と話す中で「悲しい出来事をどう受けとめるか」という話題がありました。「途中には悲しみやしんどさがあっても、最終的には神さまが良きに計らってくれるとぼくは信頼している」と話すと、うんうんと頷いてくれました。

2021年6月6日

最近のことなど 宇田慧吾牧師

 先日、教会員のご家族が逝去され、葬儀の司式をしました。御年88歳、既に余命宣告も受けていましたので、ご親族も心の準備をしたうえでの葬儀であったと思います。

 納棺式の時、ご親族が故人の好きだったものを棺に入れました。愛用のジャンバー、帽子、草刈りに使っていた鎌、コロッケ、パン、ポテトチップス、煙草、天童よしみのポスター。最後に飲み物もあった方がいいねと缶コーヒーを買って入れました。

 ご遺族は故人について「とにかくまじめに、一生懸命生きてきた」と話します。お仕事は一つの製材所に40年以上勤められました。私生活においては、親戚の子どもたちをかわいがり、兄弟が相続した家の農地の草刈りを黙々と続けました。お年を召され、草刈りに通えなくなると、近所の人が気づくほどに、いつもきれいにしておられたそうです。

 納棺の時、特に親しくすごしたご親戚が「エイちゃん、エイちゃん、ありがとう」と、たくさんのものを棺に入れる様子を見ながら、故人は幸せな方だなと思いました。

 牧師として葬儀に立ち合わせていただく度に、人生の時間には限りがあるということを意識させられます。あたり前のことではありますが、限られた人生の時間を丁寧に大切に生きようと思わされます。

「生涯の日を正しく数えるように教えてください。
 知恵ある心を得ることができますように。」詩編90:12

2021年2月21日

新型コロナウイルス感染拡大への対策について

新型コロナウィルス感染症への対策として、下記の通り対応します。

【亀岡会堂】
・緊急事態宣言の期間中は礼拝を非公開とします。
・木曜日の祈祷会も緊急事態宣言中はお休みです。

他の会堂は通常通り礼拝を行っております。
詳細が決まり次第、随時情報を更新していきます。

展覧会「HOME PARTY 07 -なんたうん-」@園部会堂のお知らせ

社会福祉法人松花苑みずのき美術館のアニュアル企画「HOME PARTY」展が園部会堂で開催されます。

【日程】
2020年1月16日(土)〜 2月28日(日)10:00~18:00
※金・土・日、祝日のみ開館
※礼拝の時間(日曜10:30~11:30)は入場が制限されます。
【会場】
1.みずのき美術館展覧会
2.丹波新生教会 園部会堂
【参加施設】
・ヴィレッジれん
・京丹波町共同作業所 本所
・京丹波町共同作業所 瑞穂支所
・京都府立丹波支援学校
・かめおか作業所
・学びの森
・社会福祉法人 松花苑 かしのき
【入場料】
無料

詳細はみずのき美術館のHPよりご覧ください。

12/19(土)南丹市民クリスマス@園部会堂のお知らせ

今年もクリスマスコンサートが園部会堂で開催されます。
例年とは違い、ステージとの距離や客席の間隔を確保するため、定員50名の予約制となります。教会までお電話ください。

日 時:12月19日(土)15:30~17:00
場 所:丹波新生教会園部会堂
予 約:0771-63-0165
参加費:無料

おなじみのクリスマスキャロルから、朝ドラ「エール」で話題のあの曲まで、聴いて歌って楽しめるプログラムとのこと♪歌は澤田広子さん・井尻有香さん、奏楽は黒田知子さん・なんくるまさこさんです。お楽しみに!