オペラ 内藤ジョアン

キリシタン武将を主人公とする「オペラ 内藤ジョアン」が上演されます。

内藤ジョアンは武力ではなく話し合いで解決することを重んじた武将で、ある時には丸腰で民へ渡り、和平に貢献したそうです。

晩年はキリシタン禁教令で弾圧を受け、フィリピンへと追放され没しました。そのような厳しい迫害に遭っても、ジョアンは己の信仰を貫いたそうです。

今回、内藤ジョアンを演じるのは、内藤ジョアンの末裔でバリトン歌手の内藤大さんです。内藤さんはジョアンという人物が遺してくれたメッセージを伝えようと、郷土の学校へも足を運び、こどもたちとも交流してこられました。

今回の公演には八木西小学校のこどもたちも合唱団として参加します。

会場:南丹市園部文化会館「アスエルそのべ」
日時:2021年10月1日(金)14:00と18:30
                        10月2日(土)14:00
入場料:一般3,000円 中学生以下1,000円
チケット購入先:南丹市商工会 0771-42-5380

最近のことなど 宇田慧吾牧師

 娘が2歳になり保育園に通い始めました。はじめは泣きながらの登園でしたが、最近は朝起きると「保育園行く?先生待ってる?」と登園をせがみます。家に帰ってくると、保育園でおぼえた歌を披露してくれます。毎日ご機嫌の様子でありがたいことです。

 NPO法人そのべるは京都府の居住支援法人の指定を受け、住まいの確保に課題のある方のサポートを始めました。今請け負っているケースでは行政等が丁寧に連携してくださるので、勉強させていただきながらスタートできています。困難なケースでは、できることの少なさを申し訳なく思うこともありますが、与えられた出会いに丁寧に向き合っていければと思います。

 船南の礼拝では使徒言行録をしばらく継続して読むことにしました。5月30日の礼拝で読んだ次の言葉が心に残りました。「あなたがたが十字架につけて殺したイエスを、神は主とし、またメシアとなさったのです」(2章36節)。ペトロの説教の締めくくりの言葉です。仕事、子育て、家族など、若く自由であった青年時代より大切に思えるものが増え、同時にせわしなさも感じる中、自分の軸としてキリストが「主・メシア」でいてくださることを心強く感じています。

 最近、地域の青年と話す中で「悲しい出来事をどう受けとめるか」という話題がありました。「途中には悲しみやしんどさがあっても、最終的には神さまが良きに計らってくれるとぼくは信頼している」と話すと、うんうんと頷いてくれました。

2021年6月6日

最近のことなど 宇田慧吾牧師

 先日、教会員のご家族が逝去され、葬儀の司式をしました。御年88歳、既に余命宣告も受けていましたので、ご親族も心の準備をしたうえでの葬儀であったと思います。

 納棺式の時、ご親族が故人の好きだったものを棺に入れました。愛用のジャンバー、帽子、草刈りに使っていた鎌、コロッケ、パン、ポテトチップス、煙草、天童よしみのポスター。最後に飲み物もあった方がいいねと缶コーヒーを買って入れました。

 ご遺族は故人について「とにかくまじめに、一生懸命生きてきた」と話します。お仕事は一つの製材所に40年以上勤められました。私生活においては、親戚の子どもたちをかわいがり、兄弟が相続した家の農地の草刈りを黙々と続けました。お年を召され、草刈りに通えなくなると、近所の人が気づくほどに、いつもきれいにしておられたそうです。

 納棺の時、特に親しくすごしたご親戚が「エイちゃん、エイちゃん、ありがとう」と、たくさんのものを棺に入れる様子を見ながら、故人は幸せな方だなと思いました。

 牧師として葬儀に立ち合わせていただく度に、人生の時間には限りがあるということを意識させられます。あたり前のことではありますが、限られた人生の時間を丁寧に大切に生きようと思わされます。

「生涯の日を正しく数えるように教えてください。
 知恵ある心を得ることができますように。」詩編90:12

2021年2月21日

新型コロナウイルス感染拡大への対策について

新型コロナウィルス感染症への対策として、下記の通り対応します。

【亀岡会堂】
・緊急事態宣言の期間中は礼拝を非公開とします。
・木曜日の祈祷会も緊急事態宣言中はお休みです。

他の会堂は通常通り礼拝を行っております。
詳細が決まり次第、随時情報を更新していきます。

展覧会「HOME PARTY 07 -なんたうん-」@園部会堂のお知らせ

社会福祉法人松花苑みずのき美術館のアニュアル企画「HOME PARTY」展が園部会堂で開催されます。

【日程】
2020年1月16日(土)〜 2月28日(日)10:00~18:00
※金・土・日、祝日のみ開館
※礼拝の時間(日曜10:30~11:30)は入場が制限されます。
【会場】
1.みずのき美術館展覧会
2.丹波新生教会 園部会堂
【参加施設】
・ヴィレッジれん
・京丹波町共同作業所 本所
・京丹波町共同作業所 瑞穂支所
・京都府立丹波支援学校
・かめおか作業所
・学びの森
・社会福祉法人 松花苑 かしのき
【入場料】
無料

詳細はみずのき美術館のHPよりご覧ください。

12/19(土)南丹市民クリスマス@園部会堂のお知らせ

今年もクリスマスコンサートが園部会堂で開催されます。
例年とは違い、ステージとの距離や客席の間隔を確保するため、定員50名の予約制となります。教会までお電話ください。

日 時:12月19日(土)15:30~17:00
場 所:丹波新生教会園部会堂
予 約:0771-63-0165
参加費:無料

おなじみのクリスマスキャロルから、朝ドラ「エール」で話題のあの曲まで、聴いて歌って楽しめるプログラムとのこと♪歌は澤田広子さん・井尻有香さん、奏楽は黒田知子さん・なんくるまさこさんです。お楽しみに!

11/21(土)講演会「ひきこもり」について@園部会堂のおしらせ

NPO法人そのべる主催の講演会が園部会堂で開催されます。予約不要、参加無料です。

講演会「ひきこもり」について
日時:11月21日(土)14:00~15:30
会場:丹波新生教会園部会堂
講師:木原活信先生
《講師プロフィール》
同志社大学社会学部教授。社会福祉学博士。
専門領域は社会福祉・哲学、ソーシャルワーク論、死生臨床。
主著『「弱さ」の向うにあるもの』(いのちのことば社、2015)その他多数の本を執筆されています。趣味は亀、クラシックギター、カープ。

木原先生は主日には京都・西京極キリスト教会にてご奉仕されています。今回はNPO法人そのべる主催の講演会となりますので、演題は「『ひきこもり』について」ですが、木原先生はキリスト教信仰の立場から、集まられた方たちへのメッセージを語ってくださいます。ひきこもり当事者やそのご家族はもちろん、教会の皆さまもぜひご参加ください。

《創立(合同)50周年記念礼拝にあたり》

宇田慧吾牧師

 50年前、丹波新生教会が生まれる時に2冊の書物がしたためられました。亀岡教会の43年の歩みを綴る『亀岡教会史』、丹波教会の85年の歩みを綴る『開拓者と使徒たち』です。両書には口丹波伝道に献げられたキリスト者たちの生き生きとしたドラマが記録されています。

 『亀岡教会史』のまえがきには村上英司牧師の言葉が記されています。「私はこの教会史を手にして、心から喜んでいます。それは亀岡教会の43年の終わりの書ではないからです。この教会史を読んで、早く誰かこのあとを書いて見せてくださいと、ねだりたい気持ちにかられるからです」。

 『開拓者と使徒たち』には青年たちが発行していた「あめんどう」という雑誌の文章が引用されています。「記念事業…それは休火山が、かつて活火山であった時代をなつかしむ哀れなとむらいの祭事としか映らないのです。…私たちにとって必要なのは、かつての活火山をなつかしむ事ではなく、…山をも動かす信仰の力でこの活火山に再び火を真赤な溶岩を噴出させることなのです」。この言葉に対し、著者であり役員であった船越基氏は次のように応えました。「人間は誰でも弱い者である。不完全なものなのだ。みんなそれぞれに十字架を負ってなやみながら人生行路を歩み続けているのである。自分の弱さを自覚し、神によりすがって生きて行くこと、そのことに人生の意義があると信じて私は明日も教会の門をくぐるであろう。わたしは死火山でありたくない」。 モーセは40年の旅路の終わりに、ネボ山の山頂から約束の土地を見渡した時、「あなたは、そこに渡って行くことはできない」と主に命じられ、そこで葬られ、旅の行く末を次の世代に託しました。私たちの信仰の先達もまた、旅の行く末を次の世代に託しました。今も天で旅の行く末を見守り、支えてくれていることでしょう。

2020年9月27日