家族で夕飯を食べる時、3歳の娘が「『いただきます』はつくってくれた人にありがとうっていうことだよね」と尋ねました。「それもあるし、あと食べ物を育ててくれた神さまにもありがとうだよ」と私。すると娘はやや真面目な顔で「パパ、神さまはお野菜育ててないよ」とのこと。庭で一緒にトマトを育てたこともあり、野菜を育てたのは「私」という自負があるようです。そんな話を農家さんたちにしたところ、野菜つくりにおいて神さまは「日照りとか豪雨とかいろんな試練もお与えになる」とのことでした。
また別の日に娘と公園を歩いていると、道端にハトの亡骸がありました。「ハトさんどうしちゃったの?」と娘。このハトはもう死んでしまったこと、命あるものはいつか必ずそうなること、娘やパパやママも必ずいつかはそうなることを話しました。「いやだ、こわい」と言うので、「大丈夫。その時は神さまが迎えに来てくれて、イエス様が一緒にいてくれるよ」と話すと、神妙な面持ちで「そうなんだ」と吞み込んだ様子でした。用事を終えた帰り道、ハトがいなくなっていました。「いなくなった!神さまが迎えに来てくれたんだ!」と嬉しそうな娘。私は内心「カラス?猫?」。
2022年9月