片岡広明牧師
イースターおめでとうございます。春のおとずれと共に、主イエスの復活を祝うイースターを迎えました。イースターと言ってすぐに思い浮かべるものがいくつかあります。イースターエッグ。たまごから新しい命が生まれます。ゆで卵を作ってきれいに色を塗ったり、シールを貼ったりして飾ります。イースターラビット。ウサギは子だくさんで、よく子どもを産むので、これも豊かな命の恵みを表します。そしてイースターリリー。イースターには白いゆりの花を生けます。あの小さくて固い球根の中から芽が出て、その小さな芽が少しずつ伸びて、大きく育って、やがて美しい花が開くのです。あんな小さな球根の中に大きく美しく咲く花の命が秘められているなんて、不思議としか言いようがありません。
昔の讃美歌に、「うるわしの白百合」というイースターの歌がありました。とても美しい歌でした。「うるわしの白百合 ささやきぬ昔を イエス君の墓より いでましし昔を」「春に会う花百合 夢路よりめさめて かぎりなき生命に 咲きいずる姿よ」「冬枯れのさまより 百合しろき花野に いとし子を御神は 覚したもう今なお うるわしの白百合 ささやきぬ昔を 百合の花 百合の花 ささやきぬ昔を」。イースターは主の復活と共に、新しい命の芽生えを喜びたたえる日なのです。